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バドミントンコミュニティ担当/一年を思い  K.H エンジョイ・バドミントン・コミュニティのページへ
 バドミントン教室として、ガムシャラにスタートし突っ走った1年間。
 結局、33回もの開催回数を数え、その他にも、王二小PTAバドミントンサークルが存続できなくなる危機も、結果として後を引き継ぐ形で受け皿となり、ステップアップ環境ということで支え16回開催しました。王二小体育館を使用している、中央工学校のクラブ活動へも参加を勧められ、来年度以降協力し合っていくことも約束しました。
 この間、多くの方々がバドミントンを楽しむ為に参加していただき、とても楽しい雰囲気の中でプレーをしながら、あっという間に1年を経過しました。
 この活動を通して、多くの地域の方々と親交を持つ事ができ、一先ず事業としては成功だったのではと思い起こしています。多少不安を持ちつつもスタートした昨年の春が、遠い昔のように感じられ、当初の最低目標は達成できたかなと自負しています。
 来年度は、「エンジョイ・バドミントン・コミュニティ」と名称も改め、また一からスタートするつもりで、より充実を図っていこうと思っています。王二小PTAの環境も同好会として現役PTAの方々と協力し合い、一人でも多くの愛好者を募っていこうと考えています。
 私達も地域の一員とともに、王二小卒業生及び王二小PTA.OBの端くれですので、やはり地元の学校に対する愛着を大切に、この十条台地域にバドミントンが広く普及されていくことに喜びを覚えます。
 1年間有難うございました。来年度も、多くの方々のご参加をお待ちしております。
コミュニティスポーツのページへ 子どもの遊び場作り  K.M
 この一年で、色んな子ども達との出会いがありました。
 わんぱくな低学年、いたずら好きの中学年、照れ屋で自己主張が出来ない高学年等、子ども達には様々な個性がある事を改めて教えられた一年でした。特に感じた事は、子ども達は皆大人と交わりたがっているんじゃないかなという事でした。大人にかまってもらいたい、大人と接して遊びたいというような感覚が、子ども達と接している内に伝わってくるようになりました。そういえば、僕達が子どもの頃は、町の公園や空き地に行くと必ずといって良いほど、近所のオジサン・オバサンがいて、いろんな遊びの相手をしてくれました。キャッチボールや球当てごっこ、かくれんぼや缶けり・おにごっこ、町に子ども達の歓声が響いていたような記憶があります。現在は、不審な大人には気をつけろとか、公園でボール投げをしちゃいけないとか、危険なところには行くなとか、都会の子どもには様々な制約が付いて回っていて満足に「外で思いっきり遊ぶ」ということが出来なくなっています。子ども達の首や腰には、ストラップで結ばれた携帯電話がぶら下がっている現実、何か空しさを感じた一年でもありました。
 一年の活動でそんな子ども達に、少しでも思いっきりストレスを発散できる“遊び場”を与えてあげられれば、という思いを強く持つようになりました。来年度もそんな気持で活動に関わっていきたいと思います。こんな気持に、こだわり続けたいと願っています。
笑顔 W E B March   M.I
 
 
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 今年も飛鳥山には花吹雪が舞い、旧くなってしまったことと、新しく始まることとが入り混じる頃になった。別れと出会いが入れ替わり続き、居心地のいい縁にピリオドを打ちながらも、新しい縁に心ときめく矛盾の時期、桜の花が微笑む。
 十条台も1年が過ぎ、多くの課題を抱えつつも2年目のスタートを切る。参加した子どもたちは何を感じてくれたのか?親たちは子どもの小さな変化を見逃さなかったか?教師たちはどうか?地域の大人たちはどうか?スタッフたちは充分な心遣いができたのか?内容はどうか?運営はどうか?
 課題や問題を挙げればきりがないが、満を持して思い切ってクラブを立ち上げた1年前に比べると、参加する子どもの数が増えたことがスタッフにはいちばん嬉しいことである。最初は遠目にスタッフを眺めて様子を見ながら参加していた子どもたちが、今では自分のやりたいことを目指してやって来て、自然に生まれたルールで楽しんでいる。今はあまり見かけなくなった、ギャング・エイジ本来の行動パターンが見られ、とてもほほ笑ましい。こんな瞬間を垣間見ることができると、クラブを立ち上げて本当によかったと感じ、スタッフ冥利につきる。
 そして、できるものならば、そんな瞬間を子どもたちの親御さん、学校の先生、地域の方々にも共有できればと、心から願う。大人に見守られているという自信と安心感が、子どもの表情と行動を変えていくという現実を、この1年間目の当たりに眺めてきた。「遊びをせむとや生まれけん・・」の子どもたちを、スタッフよりも身近にいる大人たちが応援してくれれば、今以上の明るさと元気で子どもたちが輝くことは間違いない。
 ところで、スタッフにできること、近くにいる大人たちができることの違いは、愛情の質の違いではないかと思う。もちろん、スタッフたちも子どもたちが可愛くてしかたがない。でも、それは全員みんな可愛いということで、自分の子どもだから、子どもの同級生だから、クラスの教え子だから、近所のこどもだから、とにかく文句なしに可愛いという質ではない。
 だからこそ、親御さん、学校の先生、地域の大人たちには、子どもたちを思い切り応援して欲しいと願っている。十条台クラブの日、時間が取れれば、是非、校庭や体育館を覗いて欲しいと思う。いつもと違う子どもが見られるかもしれないし、一緒に活動すると、意外な子どもの言動に感動するかもしれない。
 特別に大層なことや凄いこと、大変な協力をお願いしたいのではない、ただ、子どもたちが少しずつ変わっていく瞬間を見守って欲しいということを、スタッフは願っているのである。また、それに増して私たちも、家庭や教室以外の場で少しずつ成長している子どもたちの瞬間瞬間を見逃さず、しっかり受け止められるように努力しなければならないと思う。
 2年目のスタートを前に、運営や企画などの課題は山積みであるが、まずはスタッフを含め、子どもを取り巻く大人たちの心遣いや覚悟のほどが問われる時期である。今、まさに飛鳥山は花吹雪、十条台の心意気も爛漫といきたいものだ。
バドミントンを支えながら  K.F
 色んな意味で十条台地域クラブの活動へ参加した一年だった気がする。
 昨年、まだクラブの活動としてスタートする前に、準備段階の流れで王二小のPTA運営委員会へ出席し、会長以下各役員に理解を求める手伝いをさせてもらった。ところが、その席上で私達が愕然とするような質問が、ある役員の口から帰ってきたことは今でも忘れない。詳しくは、ここで述べる事ではないので差し控えたいが、親がそのような意識だから、子どもを取り巻く環境が悪化していくのは当たり前かもしれない、と悲観とも諦めとも何とも言い難い気持に駆られた事を記憶している。
 又、前任の校長と以前勤められていた学校で関係があったことから、校長・教頭との話し合いの場にもお邪魔し、これから作り出す環境の必要性を唱えたこともあった。けれども、ここでも違った意味で、旧態依然とした慣習を打ち破れない重い空気を感じた事も思い出される。
 因みに、今年度は校長先生・教頭先生の何れも新たな方に変わったと聞いている。
 ある意味、両先生に一から理解をしていただく為には大変な努力が必要だったと思う。
 そんな中、1年間良く活動を継続してきたなと驚くばかりである。
 私自身は仕事や他の立場上、なかなか土曜日の活動には参加出来なかったが、自らも子ども達へ伝えているバドミントンの現場へは何度か参加させてもらった。その雰囲気は、今まで経験した事のない楽しさを肌で感じられる環境で、参加している方々の笑顔が途絶えない。何故なのかと考えてみたら、やはり強制力の無い、自分達が自由に楽しめる、ルールと言っても参加している他の方への配慮くらいなもので、本当にバドミントンや卓球を楽しむという目的だけで開催しているからだと感じた。決して、競技クラブにはない雰囲気だったのだ。
 今後は、私が指導している子ども達にも積極的に参加を勧め、より新しい現場の雰囲気を作っていくため、互いに努力を重ねて、広くスポーツエリアの繋がりを築いていきたいと思っている。
江戸ばやしの普及を夢見て  M.T 伝統文化紹介のページへ
 文化活動を平行させていく地域スポーツクラブ,という大変BIGな構想のもとに参加させていただいたわけですが、私の「江戸ばやし教室」としては、クラブ運営の皆様方の期待をかなり下回ったと思います。参加人数から見ればそれが一目瞭然でしょう。人気を呼べないというのは一つに指導者のアイデア欠如の為せる結果なんですから申し訳無いです。
 ただ、もう少し、ここで活動させていただきたいとは思っています。
 古くからの芸能である「江戸ばやし」は、祭りの盛んな土地においてはそこの文化風俗の中で結構人気のものなんですが、そうで無い所ではそのクラシック性が好まれていない傾向にあります。この芸能の貴重さからしてとても惜しい気がするのです。この土地には、王子神社の田楽祭り王子稲荷神社の狐の行列とがありますが、祭りの盛んな土地といえるようなわけではありませんよねぇ。
 こういう中で思うのは、現代に受け入られるような江戸ばやしの在りようを自分なりにチャレンジして組み立ててみたい、ということです。その意味で、この環境は私自身が試行錯誤できる道場でもあるんでして、とても有り難い所なんです。 そして確かなことなんですが、ここでの活動が、王子田楽・王子ささらばやし・王二小鼓っ子クラブ・十条台児童館台たいこクラブ・江戸ばやし「さくら王子会」、と密に重なりあっているのです。例えば、活動記録の3月に参加者1名としてあった貴重な新参加者T・Mさんは、王子田楽のメンバー加入をされました。
 そういうわけで、当地域での江戸ばやし文化活動は、少ない参加者という表面上の低調さとは全く別の顔「も」持って存在しているんだ、と、なにとぞご理解賜ってもう少しガマンしてお付き合いのほど、伏してお願い奉りまーす。 チョン!   高木

 
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地域クラブの一年間を振り返って  Y.S
 スポーツは、主にミニテニス・ミニバス・ソフトバレー・卓球・バドミントン・ニュースポーツ等でありました。地域の文化活動では、江戸ばやし手習い教室(横笛教室)等もスタートし、その後、演劇WSもスタートしました。このことは、スポーツと文化を一緒にした地域のコミュニティ作りの目標でもありました。
 私は、毎月の第二土曜日と第四土曜日の午後に、王子第二小学校の校庭開放を利用し、スポーツの活動をしていました。最初は、スタッフと共に子ども達が何人集まってくれるか、子ども達は本当に何のスポーツが好きなのか、又、嫌いなのか。全く見当がつかない、手探りの状態で不安の毎日でした。
 子ども達が2から3人の時もありましたが、学校・PTA等に声をかけていただき、又、マクドナルドにもご支援していただいた事もあって、今では、30人から40人になっている現状であります。「王子第二小学校に行けば、何かスポーツが出来る」ということが根付いてきていると思います。
 一年間の活動を振り返って感じたことは、
 第一に、驚いたことに来る子ども達は、みな素直な子ども達であることです。はじめは、スポーツが出来なかった子ども達が、日増しに上手になっていくのが分かり、感激いたしました。
 第二に、おじいちゃんやおばあちゃんに付き添われてくる子どもさん(5歳)でしたが、三週間で縄跳びができ、鉄棒の逆上がりができ、一輪車に乗ることも覚えてしまいました。本当に素晴らしいと思いました。もちろん、本人の努力もあるけれど、家族の理解があったから成し得たことだと思います。そういう周りの環境作りも良かったのかもしれません。
 第三に、子ども達の目の輝きと真剣にスポーツをする姿に感動しました。また、帰るときに「また遊びに来いよ」と言うと、「また来るね」と言って笑顔を見せてくれて、目頭が熱くなったのを覚えています。
 一年を振り返り、地域スポーツクラブでの一番大切なことは、地域住民の理解だと思います。理解があるから成り立つのです。又、家族全員が各々の指向に応じたスポーツ等に参加出来るような環境作りも必要です。二番目に大切なことは、仲間の協力で、優秀なスタッフが必要になってきます。スポーツで結ばれた仲間は、お互いに励まし合い自覚を高め、意志を強め、役割を担うことです。
 現代の子ども達は、室内でパソコンやゲーム等をやっている子ども達が多く、屋外の遊び場の減少等により、子ども達の体力・運動能力が低下しています。又、人間関係の希薄化にもつながり、切れやすい子どもが少なくはないです。
 地域スポーツクラブを通じて、子ども達が体を動かすことにより、スポーツの楽しさや喜びを与え、社会のルールを遵守することができたら、素晴らしいクラブになっていくと思います。これからも、こつこつ努力を積み重ねていくことが最も大切なことだと思います。
卓球コミュニティ担当/一年を思い  S.M エンジョイ卓球コミュニティのページへ
 ふとしたきっかけからスタートした、「卓球コミュニティ」の環境ですが、クラブリーダーのお手伝いを始めて、あっという間の一年間でした。
 最初は、どの位の方が来てくれるか?どんな年齢層の方が見えるのか?地域で理解をされるのか?不安と期待が混在する中でスタートしました。
 とにかく 「なるべく多くの方に楽しんで頂ける様になれば良いな」 程度に思っておりましたが、最近では、地域の中学生をはじめ、小学生から年配の方まで、初心者から上級者までと、多くの方に参加していただき、何と卓球台が不足している状況までになってまいりました。とても嬉しい悲鳴でもあります。正しく、生涯スポーツを絵に描いたような雰囲気になりつつあります。
 今後は、さらに多くの方々が楽しめる様なシステムも創造しながら、又、指導にあたれる人材の発掘や、バトミントン・卓球共に、地域の皆さんが楽しめる場所が不足しているという現状を少しでも改善出来る様に、そして技術的にも飛躍できる場を新たに設けたりと、地域クラブの面々と協力し合い、新しい1年を皆さんと共に創れればと願っております。
 新年度も、皆さんの更なるご協力宜しくお願い致します。
演劇WSのページへ 演劇WSで関わって  S.Y
 去年の夏のことでした。
 ふとしたきっかけで、なんだか面白そうなことを考えている団体を発見しました。
 面白いことが大好きで、面白いことをやりたいために生きてきた我が衆団は、思い切ってその団体へのコンタクトを試みました。 『「秘密の花園(当時)」という怪しい団体が関わりをもとうと連絡してきた。』 その時、クラブの関係者は、まだ見ぬ怪しい衆団に怯えていたとのちに聞きました。その節は本当にすみませんでした。反省して名前を改めました(←多少脚色)
 そんな出会いでしたが、われわれの睨んだとおりこのクラブでの活動は本当に面白く、いまでは我が衆団唯一の憩いの時間、癒しタイムになっております。参加してくれる人数が少なくても、わずかばかり参加してくれる子供達にいじめられても、なんかとっても充実しています。
 昨年度はそんな感じで、ただただ自分達が楽しむ為にやってきたという感じが強かったのですが、今年はより多くの子供達とこの充実感を分かち合いたいと考えます。
 そのためにやるべきことを整理して、今一度このクラブの良さを再確認し、他の指導者達に負けないようにしなくちゃいけない。課題も多いけど、やりますよ、がんばります。
 今年度もかわらぬご協力どうぞよろしくお願いいたします。
十条台地域クラブ2003年度をふりかえって  M.N
 一年間の活動を通じて文化を含む、新しい仲間が増えました。
 参加者は、目的がそれぞれありますが、仲間(指導者)が増えていることは、クラブが前進していると言えます。これは、地道に地域に認知され賛同者が増えている証です。児童の参加も定着しつつ、大人の参加者も増加しています。何かこれから、もっとおもしろい・楽しいことが起きそうな気がします。
 けれども、ちょっとひとつ気掛かりな事があります。それは、指導者には大変なことかもしれませんが、土曜日の児童対象の環境です。毎回、私自身が参加できないので申し訳無く思っているのですが、自分が参加したときに感じたことですが、何種目も体育館・校庭に用意はしてあるものの、何かまとまりがなく、校庭開放のニューバージョンのように感じました。実際は手探りの状態で、児童がどれだけ参加してくるか判らないので、「何でもやってみよう」と前向きに考え、活動を始めたのですが……。(現在は、ミニテニス・演劇・ヒップホップと目的を決めて開催している。)
 今年度は、更に一つ進化して、クラブとしての本質に近付いていけたらと思います。
 頑張りましょう!
これからのクラブに期待して  M.S
 一年間の活動があっという間に終りました。
 振り返ると長く苦労したようで、とても短かったようにも感じます。この一年間で、私達が住んでいる北区におけるスポーツ活動の難しさ・問題点、スポーツに関わらず地域コミュニティ活動の実情・実体が良く勉強できた一年だったと思います。私達の活動は、北区教育委員会から「スポーツを通じた、地域コミュニティづくりモデル事業」と「土曜移動教室」の認定を受け、助成事業として活動しています。果たしてそれで良いのかという疑問も感じますが、スタートした理念に立ち返り、地域の方々と様々なモチベーションを楽しむ環境を作るという信念で、新たな年度を踏み出したいと思います。
 新しい種目もスタートします。今までの環境も充実させていきます。これ等の場で、潜在的な可能性を充分に引き出していく為にも、クラブ運営の基軸となる場所・人材・資金の3本の柱を確保していく努力を、継続して行っていかなければなりません。とにかく、机の上で考えていても埒が明かないので、「行動あるのみ」の気概で、これからの十条台地域クラブの発展に期待をしていきたいと思います。

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