Vol. 12
2004.8.11
学校施設の利用について手続上の整理をする。
 去る8月5日(木)、王子第二小学校の校長室で、北区教育委員会体育課の課長と王二小教頭を交えて、王二小施設の使用について、手続上の整理をするという内容で話し合いを行いました。(校長・施設係長も同席という事でしたが、所要の為欠席されたようです。)
 元来、十条台地域クラブを立ち上げるに当たって、活動の中心は十条中学「学校ファミリー」に位置する、小・中学校4校の施設を使用させていただき、当面、活動拠点は王二小施設として行うことで、昨年当初、学校側(4校)との合意で進めてまいりました。ところが、昨年度始めに、王二小の校長・教頭及び十条中校長・教頭、荒川小の教頭が相次いで変わられ、役所の担当職員も異動し、再度、関係各所へ活動の主旨などをご説明に伺ったことが思い起こされます。今年度も荒川小・十条台小の校長が変わられ、加えて、体育課の課長・係長も他所より変わられたということで、立ち上げ当初の内容を知る方が殆ど関係部署にいないというのが現状です。
 そこで、施設使用に関して、もう一度スタートラインに戻して、お互いの認識を整理しました。私共の勉強不足もあったのですが、以下の件のついて相互で改めて確認をいたしました。

1 第3日曜日午後の体育館使用
 北区教育委員会の学校施設開放事業(一般開放・個人開放)について、施設使用に際しての費用負担は使用者(団体・個人の区別なく)にはなく、特に個人開放の場合、数人のグループが来校しても個人の使用として扱い、区から派遣されている開放指導委員が認めれば、問題なく無料で使用出来るとのことであった。(種目は、卓球・バドミントンに限定される。)
2 土曜日午後の校庭使用
 学校校庭開放については、各学校にある校庭開放運営委員会が定める対象・期日によって実施され、校庭開放指導員の管理の下行われる。王二小の場合、原則として小学生・未就学児を対象にし、水曜日の3時以降5時まで・土曜日の午後1時から4時まで・日曜日の午前・午後と、今年度より規定しているそうである。但し、夏期・冬期・春期の休み期間は行わない。無論、この場合の施設使用料は発生しない。

 私達クラブが活動する場として学校側から許可を頂いていた部分は、原則として、第2・4土曜日の午後(校庭・体育館)と第3日曜日の午後(体育館)で、何れも校庭開放日・体育館個人開放日に当たる部分が大半で、使用手続上は使用料が発生しないことになります。私達はこれまで、実際に私達が校長の許可を頂いて使用しているという証明と活動事実を明らかにする為に、毎月教頭の元で設備使用申請書を提出し、校長許可を明確に行っていただく手段として届出をしてまいりましたが、この届出書を提出した時点で役所では使用料が共に発生するそうで、書類処理上不手際が起こってしまうことになるそうです。今後は、上記1・2の中で施設を使用する際は、口頭による了解をしていただくことで、学校・役所・クラブの三者が合意し活動を行っていくことになりました。
 上記以外の王二小施設を使用する場合、既定の使用料金を支払う手続きを行うことでも了解しました。この対象は、教室・校庭・体育館とし、今年度4月まで遡って、これに準じて役所へ支払を行うことで同意しました。今後は、上記1・2を除いた施設使用について設備使用申請書を提出し、学校・役所との手続を行っていくこととし、これでお互いにやっと手続上の整理がつきました。

 但し、これ等のことは、あくまでも施設使用に関する手続上の問題であり、私達クラブが活動を行っている本質的な内容・理念、区のスポーツ振興施策の矛盾点などには言及されていません。このような問題は、王二小に限らず、区内の多くの学校で起きている事で、北区全体での見直しを図っていかなければ、北区版スポーツライフビジョンの達成を得ることはできないでしょう。特に、学校側が活動の内容を全く把握していない(把握しようとしていない)実情や、役所が活動の現場で起きている諸問題に関して正面から向かい合おうとしていないなど、机の上での情の通わない無機質な申し合わせとなり、北区の地域に対する意識の低さを改めて感じた結果となりました。
 今後も辛抱強く諸問題の解決に対し、様々な策を講じ、努力をしていくしか方法はないと感じました。

 北区立学校設備の行政が関わる施設開放状況