Vol. 46
2005.7.7
バドミントン・ビギナーズスクール5週目
 7月6日(水)、「バドミントン・ビギナーズスクール」第5週目を行いました。

 スクールも予定の半分を消化し、受講されているメンバーも凡そ固定されてきた感があります。個人各々の予定やスクールへの感じ方など様々な為、得てして当初の人数より大量に欠席者が出てしまう事がこの様なスポーツ教室の常なのですが、今スクールではその人数も最小限に保たれ、皆さんが週に一度のスケジュールとして定着されたように思われます。
 お休みのご連絡を頂いた方が数名いらっしゃいましたが、その理由の中に風邪で体調を崩されたという方が2名ほどいらして、拗らせなければ良いなと心配しております。

 体調の維持管理という点では、スクール中も前に指摘した通り、
熱中症の予防には充分に注意を払っている積りです。熱中症は、簡単に言えば「熱障害」と「脱水症状」の2点です。吐き気・目眩・ふらつき・喉が渇く等の軽度の症状が出た時点で、熱中症に掛かっている状態になっています。ぐったりと声掛けに反応しないとか、叩いても起きない等の意識障害が出た場合は、重症・重態と判断しなければなりません。迷わず「119」番通報となるでしょう。軽度の場合、簡単な応急処置は施せますが、熱中症自体「病気」では無く「事故」です。未然に防げる症例です。指導場面での「事故」となれば、指導・管理者の資質も問われてしまいます。正しく人災ということになるのです。
 障害が起こり易い季節であることに加え、熱気・湿気がこもり易い環境の体育館では、自覚症状が出てからでは遅いのです。無理をさせずに、こまめな水分の補給・涼しい外部へ出ての深呼吸・首筋を自ら冷やす等、適時な対応を皆さんに植え付ける事が必要です。水分を摂取するだけでなく、ミネラル(塩分・糖分)の補給も重要で、スポーツ用ドリンクの摂取も奨励していく必要があるでしょう。クラブでは、塩のタブレットを常備していますので、今後も勧めて摂っていただく様にしたいと思っています。
 5週目の内容は、前半の40分ほどで、今まで4週間練習してきたことを、レベルの上下に拘らずコートへ入っていただき、和気藹々にお互いで打ち合っていただく、又は、復習していただく時間としました。明らかに雰囲気が変わってきたことは、皆さんがお互いに声を掛け合い談笑する姿が目立ってきたことです。同じ目的でスクールへ通われている者同士、仲間意識が出てきたことの表れだと思います。これぞ正しくスポーツを通じてのコミュニケーションであり、スポーツを楽しむ大きな要因となります。スクール終了後も、大半の皆様がバドミントンを続けていただけると期待が持てました。バドミントンのみではなく、スポーツを通じての楽しみ方を理解していただけたら幸いだと感じています。
 後半は、初心者の方へ「スマッシュショット」・「プッシュショット」の2種類の打ち方をお伝えしました。
 これで皆さんへお伝えした基本ショットは6種類となりました。勿論、伝えられても直ぐに身に付く訳ではありません。これからゲーム等を行う上で、改めて思い出して練習することが必要です。基本のマスターとまではいきませんが、バドミントンに必要な動きの中で、徐々に思い出しながら身に付けていかれれば良いと思います。
 最後に僅かな時間でしたが、4対4でのゲーム形式の練習を行いました。遠目で見ていた私達にも、明らかに上達されている皆さんの姿が見てとれました。1ショット1ショットに盛り上がってゲームに没頭されている姿は、とても楽しそうに映りました。終了後に楽しかったという言葉を聞いて、私達も喜びを覚えることが出来ました。
 今後も皆さんと共に、私達もバドミントンを楽しみたいと願っています。
 バドミントン・ビギナーズスクール詳細