Vol. 48
2005.7.14
バドミントン・ビギナーズスクール6週目
 7月13日(水)、「バドミントン・ビギナーズスクール」第6週目を行いました。
 今年の梅雨は、空梅雨なのか不安定な日が続き、特に気温は寒暖の差が激しく、体調の維持に苦労される方が多いと思います。先週体調を崩された方も何とか回復され、元気に参加されたことにホッとしました。
 この日昼間は春先のような涼しさで、夕方から気温が若干上がり蒸し暑くなるといった不安定な一日でした。体育館の床も湿気を含み、何となくべたつくように感じました。

 6週目の内容は、前半の40分ほど、今まで5週間に亘って練習してきた内容の反復を行いました。まだ時期としては早いとは思いますが、初心者と経験者が一つのコートへ入り、同じ競技を楽しくプレイし合えることこそ、スポーツの持つ素晴らしさだと思います。
 各コートでは、夫々にスタッフが工夫しながらの練習をしていました。
 あるコートでは、2対3の変則ゲーム方式を行いました。2人側がサイドバイサイドの守備型陣形、3人側がトップ&バックの攻撃型陣形(トップが2人)でコートに入り、攻撃側からは攻撃的なショットを繰り返し相手コートへ打ち込み、守備側からは攻撃せずに受けながら自らの不利な状態から有利な状態に変化させる練習を行いました。ショットの失敗は多々あっても、自分がイメージ通りのショットを成功させると満面の笑みで皆さんが喜びを表現していました。
 又、あるコートでは、1対4の対陣を組んで一人の起点から4人に対し、ショットを正確に打つ練習をしていました。自分の思ったところへ的確に運ぶ事は、バドミントンにとってとても大切な要因で、正確なラケットコントロールを身に付ける練習だと思います。
 皆さんがスクール当初の緊張した表情より、楽しそうにリラックスした表情に大きく変化きた気がします。
 後半は、初心者の方へ「ネットショット」・「ヘアピンショット」の2種類の打ち方をお伝えしました。
 これで初心者の皆さんには、基本となるショットを全てお伝えしました。後は基本の応用となりますが、大別すると「大きな動きのショット」と「小さな動きのショット」を的確に打てるよう反復して練習することが必要だと思います。小手先の技量に捉われず、失敗しても大胆に、尚且つ基本を忠実に繰り返すことが上達への一番の近道だと思います。スポーツに共通して言える事は、この反復を怠ることで全体の技量が小さくまとまってしまったり、自らのウィークポイントを過大に抱えることになってしまい、結果的にその競技に対する魅力を失わせることになってしまいます。そして、技量を追い求めるが故に、上半身のみで誤魔化すような打ち方になってしまい、スポーツ障害が生じる要因を引き起こしてしまいます。身体全体を使った大きな技術を追い求める気持を大切に持って欲しいものです。
 但し、反復練習は余り面白いものではなく、ともすると嫌気を感じてしまうことが多々あるので、練習方法を工夫していく必要があるでしょう。楽しみながら結果として反復練習を身に付けられるような方法を、残り2週間で皆さんへお伝えしていければと思っています。

 終了後、皆さんへアンケート用紙をお渡しし、スクールへの思い等についての調査にご協力をお願いしました。最終週までに提出していただける様お願いし、今後の参考としていきたいと思っています。

 7・8週目には、NTT東日本バドミントン部より特別講師の派遣をいただきます。4週目の久保田さんに加え、日本トップレベルの技術とバドミントンに向かう姿勢を、身近に肌で感じて頂ければ幸いと思っています。
 バドミントン・ビギナーズスクール詳細