Vol. 65
2005.11.9
十条台小学校体育館のセキュリティシステムがリニューアル
 11月6日(日)十条台小学校体育館での活動の際、昨年から懸案となっていた、パノラマプールとのセキュリティシステムの分離がなされていました。
 当日は、11月4日から11日までのプール点検期間にあたり、これまでは体育館外側の入場門閉鎖や、ジムアリーナ外部の廊下にセキュリティが掛かりトイレやシャワールームを使用出来ないシステムになっていました。再三区へ申し入れをした結果、やっとというのが正直な思いですが、プールと体育館のセキュリティが分離されました。私達だけでなく、学校や他の使用団体も不自由を感じる事無く、パノラマプール休館日の使用が出来るようになりました。
 因みに、区が指定する地区体育館使用日については、これまでも区から派遣された体育館管理者がプール側のセキュリティも解除し、休業日など該当日の対応を行っていましたので、殊更不便さは感じていなかったのだと考えられます。

 外部よりの入口門扉については、新しく鍵をお借りする方法で自分達が責任を以って開閉する作業は必要ですが、学校校庭を縦断して体育館通用口から参加者が出入りするなど、不必要な学校施設への入退出をする必要はなくなります。総合的な施設警備上の問題は、広い意味で簡潔に処理対応が出来るようになったと思います。

 クラブの活動運営においても、参加料を支払われて参加される皆さんが、体育館入口を探すのに苦労をしたり、無用なストレスを感じずに本来の体育館入口からの入退出が普段通りに行えることは、とても安心して参加出来ることにもつながることでしょう。これまでは、プール休業日などに当たってしまった場合、クラブのスタッフが開催時間間近より、小学校校門付近に立ち来場者へご説明をして、校庭より入出していただく手立てをしていましたが、そんな無駄な動作も必要なくなりました。

 これまでの区との交渉で、結果として区が対応したことについては評価されますが、この処置に関しては決して迅速とは言えず、2年の歳月を要して同じ施設不備を指摘し続けてきた私達としては、十条台小学校たった1校の区民が使用する区営施設への対応を、これ程の時間が費やされなければ環境改善が立ち行かない区の体質に対し、大いなる疑問と不満を持たざるを得ません。況してや、この件は場当たり的な問題への解決に過ぎず、他の区体育施設・学校体育館に於いても、様々な使用上の問題が山積していると推測します。使用者とのトラブル・使用許可時の手続き上の問題・不透明な使用者の使用等々、北区の立ち遅れたスポーツ行政の抜本的な見直しを、早急に図らなければいけない時期に来ていることを、行政担当者は問題意識を持って真摯に対応して頂きたいと願います。

 11月6日の活動開始時刻に、体育館入口付近で区の体育課施設係長が、雨の中私達を待って佇んでおられました。今回のセキュリティ分離に関して不備などが無いか、又、先日同体育館で起こった二重貸し出しの件も含み、ご自分の目で確認と活動の視察にいらしたということでした。係長は埼玉県より通勤されているそうで、遠路休みを潰して雨天の中お越しいただいたお気持には、とても有難いことだったと感謝しております。他の区職員には無かった対応に、私達としても個人的には大変恐縮する対応なのですが、様々な件に関し決して個人への批判をしている訳ではなく、担当行政全体への問題提起をしていることを理解して欲しいと思います。