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12月のつぶやき
過日、小学校の学芸会でクラブ活動としてのおはやし演奏を行いました。
とても良い反響をいただけてほっとしました。

それにつけて思うのは、学校の活動日の少なさです。年間で11回しか無い。
例えば、野球なりサッカーなりが練習を年間11回しか行なわないとして、それで全体をメンバーに把握させるなんてできますか?
同じことなんです。
出来るわけがないから「朝練」を何回も設けてもらっての指導ということになる。
教育の番外編です。ウーン、行政の硬直を感じるなあ。

それでも全体をまとめて発表できるまでにもっていくには足りないので、地域で同種の活動している同校児童に応援加入してもらうことが欠かせない。

この件については、児童数の減少していることとあいまって学校の先生方も大変苦労しておられるわけです。
幸い、私の関わっている分野では、先生方はきわめてご理解ご協力くださっていて、感謝しています。
ここに至るまで六年の歳月がかかりました。代々の先生方の積み重なった歩みというのを感じています。

こういう時代の中では、「学校対地域」という認識から「地域の中での学校」という認識へ移すことが必要なのではないかなあ、と考えてしまいます。
「起立、礼、着席」的な学校「社会」のありようが、現代社会の実態に合っているなどと考える人は少ないでしょうから、学校と地域とが一層風通し良くなることはもっと必要のようです。

今、思うことは、学校の教材、私にとっては「太鼓」のわけなんですが、学校での指導者の私が地域活動にも使えたらなあ、ということです。

当然そこに当校児童の存在を前提としますけれど、プラスアルファ他校児童がいても良く、PTAでない人がいても良く、ということでなくては「地域」にならないわけですから。
そういう開かれた学校のあり方が私の考える「地域の中での学校」というものなんですが。


「王二小・鼓っ子クラブ」「児童館・台たいこクラブ」「江戸ばやし・さくら王子」
指導 M・T
 by M.T.
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